キヤノンソフトウェア(加藤高裕社長)は、クラウド開発基盤の「Web Aviator(ウェブ アビエーター)」の機能を強化し、8月20日から「v1.3」として販売を始める。新バージョンでは、開発したソフトウェアを他のパブリッククラウドサービスやプライベートクラウド、オンプレミス(客先設置型システム)で稼働できるようにした。

 「Web Aviator」は、Amazon Web Services(AWS)上で稼働するソフトウェア開発自動化ツール。これまでは、開発したソフトウェアをAWS上だけでしか実行できなかったが、「v1.3」ではAWS以外のクラウドサービスやオンプレミス型のシステム上でも実行できるようにした。

従来はAWS上だけの開発・実行だったが、「v1.3」は他のクラウドサービスやオンプレミス環境でも実行できる

 変化が激しいクラウドビジネスでは、アプリケーション開発の短納期・低価格化への要求が強まっている。こうした背景から「クラウド対応の開発自動化ツールである『Web Aviator』への需要も日増しに大きくなっている」と、担当するキヤノンソフトウェアの細貝恵商品企画1課長は話す。

キヤノンソフトウェアの細貝恵商品企画1課長

 「Web Aviator」は、稼働させるシステム上にあらかじめ実行エンジン(ランタイムライブラリ)をインストールしておくことで、開発工程を大幅に削減する。キヤノンソフトウェアは、「Web Aviator」をSIerやソフト開発会社を中心に販売し、2015年までに関連するシステム開発も含めて年間10億円規模のビジネスに育てていく。