シトリックス・システムズ・ジャパン(マイケル・キング社長)は在宅勤務やサテライトオフィスなどを実現する「モバイルワークスタイル」を実現する製品・サービスの提供拡大に向け、「EBC(エグゼクティブ・ブリーフィング・センター)」を8月にオープンする。このセンターで、販社にトレーニングを実施して売り方を指南する。

 「EBC」は、デモンストレーションやトレーニング、ブリーフィングの環境を整えたセンターで、販社やユーザー企業に「モバイルワークスタイル」を理解してもらう場となっている。ワールドワイドでは4番目の拠点だ。キング社長は、「米国のEBCに多くの日本企業が見学やトレーニングに訪れた。そこで、日本でもオープンすることを決めた」としている。

 同社では、ユーザー企業がEBCに訪れてモバイルワークスタイルのメリットを理解することに期待を寄せているが、「販売パートナーがスキルを高めることができるように、トレーニングを強化していく」という。販社は現時点で400社に達しているが、モバイルワークスタイルを切り口にビジネスを手がけているのは少数だ。賛同する販社を増やすために、7月には東京、名古屋、大阪、福岡の4都市で「キャラバン」というイベントを実施。「キャラバンに加えて、EBCで販売パートナーにビジネスの拡大につなげてもらいたい」との考えを示す。

 同社は、デスクトップ仮想化製品の「XenDesktop」、アプリケーションをオンデマンドで配信する「XenApp」、モバイルデバイスやアプリケーションなどを管理する「XenMobile」で、モバイルワークスタイルが実現できることをアピールしており、これら製品の拡販を図っている。ただ、日本では「オフィスで仕事をする」という文化が根づいているので、製品を販売するだけでユーザー企業がモバイルワークスタイルを実現できるとは限らない。「ユーザー企業のワークスタイル自体を変革しなければならない」と判断している。そのため、トレーニングではユーザー企業に対するモバイルワークスタイルの提案方法も支援していく。(佐相彰彦)