東芝ソリューション(河井信三社長)は、9月30日、日興システムソリューションズ(有坂洋文社長)とともに、SMBC日興証券(久保哲也社長)向けの超高速トレード執行システム「SOR・DarkPoolシステム」を構築し、納入したと発表した。8月26日から本稼働している。

 SMBC日興証券は、東芝ソリューションと日興システムソリューションズが2012年に納入したアルゴリズムトレードシステムに、独自の取引手法を組み合わせることで、顧客へ収益性・高速性・可用性の高いアルゴリズムトレードサービスを提供してきた。

 「SOR・DarkPoolシステム」は、超高速取引を実現する既存のアルゴリズムトレードシステムに、複数市場のなかから最も有利な価格で発注する機能(SOR)と、SMBC日興証券内の取引環境で注文を約定する機能(DarkPool)を新機能として追加したもの。SMBC日興証券は、取引機会の拡大を実現する質の高いトレードサービスを提供できるようになった。

 複数の取引市場と「DarkPool」に対して、絶えず変化する相場情報にもとづく最良執行ルールを実装。これを、アルゴリズムトレードと組み合わせることで、より戦略的な自動取引サービスを顧客に提供する。顧客区分による約定(マッチング)の制御や、市場取引よりも有利な価格で約定価格を決定する独自のマッチングルールを採用した「DarkPoolルール」で運用する。

 最良執行判断から発注までの処理を超高速で実現。市場発注前に「DarkPool」内を高速スキャンすることによって、クロスレートの向上と、市場へ超高速で発注できるようになる。さらに、ピーク時の相場情報や発注量に対応した負荷分散アーキテクチャを実現。前日銘柄ごとの相場取引量のデータを利用して、日次で負荷分散サーバーを制御することで、大量の取引を高速処理する。