NEC(遠藤信博社長)は、10月22日、汎用IAサーバー上の仮想化基盤にネットワーク機能をもたせる仮想化モバイルコアネットワークソリューション(vEPC)を、通信事業者向けに発売した。

 ソフトウェアによってネットワークを構築するSDN(Software Defined Networking)ソリューション群「NEC SDN Solutions」(7月発表)のテレコムキャリア向け「ネットワーク機能仮想化ソリューション」のメニューとして提供する。ネットワークの統合運用・管理を自動化するほか、ネットワーク制御の最適化を図る。すでにミャンマーの通信インフラ構築プロジェクトに納入し、12月に稼働を開始する。

 NECは、SDNやネットワークの運用・管理ソリューション(TOMS)を軸とした商材を開発し、国内外でテレコムキャリア事業の拡大に取り組む。2015年度(16年3月期)には、売上高を7100億円(12年度)から8000億円に、海外売上比率を24%(12年度)から36%にすることを目標に掲げている。営業利益率は、12年度の10%の維持を目指す。

 10月22日に東京・大手町で開いた記者会見で、テレコムキャリアBU(ビジネス・ユニット)を担当する手島俊一郎執行役員常務は、今後3年でSDNの製品開発に約400億円を投資することを明らかにしたうえで、「SDNを武器に海外でのシェアを伸ばすことでテレコムキャリア事業の売り上げを拡大し、ハードに追加するシステム構築(SI)の提供で収益を上げたい」と述べた。(ゼンフ ミシャ)

テレコムキャリアBU担当の手島俊一郎・執行役員常務