【成都発】米デル(マイケル・デルCEO)は、11月6日、中国・成都で日本とアジア・パシフィック地域国(APJ)のパートナーを集めたイベント「Dell Global Commercial Channels APJ Partner Summit(GCC APJ Partner Summit)」を開催した。デルがAPJのパートナーを集めたチャネルイベントを開くのは、今回が初めて。2日間にわたって開催する。日本や中国、韓国、インドなど約10か国からパートナー約450人が集まった。パートナービジネスでは後発のデルが、間接販売(チャネルビジネス)を継続して推進する姿勢を鮮明に示す内容になった。

 デルは、創業者のマイケル・デル氏がCEOに復帰した直後に、ITベンダーを通じたチャネルビジネスを本格的に開始。チャネル事業を推進する専門組織「Global Commercial Channels」を新設し、デル製品を再販するITベンダーをパートナーとして取り込み、パートナー向けの支援制度やトレーニングメニューの作成に取り組んできた。その結果、「全世界の売上高のなかで、チャネルビジネスが占める割合は30%以上になった」(米デル)という。

 GCC APJ Partner Summitは、チャネル事業を加速させる施策として、APJのパートナーを初めて集めたイベント。米デルのバイス・プレジデントであるグレゴリー・デイビス・GCC部門統括本部長や、リチャード・リー・アジアパシフィックGCC部門バイス・プレジデントによる講演や、製品・ソリューションごとに分けた個別セッションをパートナーに向けて行った。

基調講演会場。約10か国からパートナーが集まった

 中国からは約400人、そのほかの国々からはそれぞれ5~10人のパートナーが参加。日本からは、協業している認定パートナー17社のうち、ソフトバンクBBなど、6社が参加した。

 リー バイス・プレジデントは、「マイケル(デルCEO)は、みなさん(パートナー)に対してチャネルビジネスを促進するという約束をして、それを果たしている。今後、これをさらに加速する。ここにはAPJのパートナーが集まっている。私たちを通じてパートナー同士の連携も進むだろう」と話した。一方、デイビス バイス・プレジデントは、デルが全世界で力を入れるチャネルビジネスの基本方針を解説した。

APJのチャネルビジネスを統括するリチャード・リー バイス・プレジデント

デルのチャネル戦略を説明したグレゴリー・デイビス バイス・プレジデント

 デルのAPJ地域の統括拠点はシンガポールにある。今回、成都でGCC APJ Partner Summitを開催した理由は、今年6月に稼働を開始したデスクトップパソコンの工場が成都にあることが大きい。(木村剛士)

今年稼働した成都のデスクトップパソコン工場。面積は3万平方m2で、年間700万台のデスクトップパソコンの生産能力をもつ