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ファイルメーカー、50を超える新機能を搭載した最新版「FileMaker 13」を発売

2013/12/04 18:40

 ファイルメーカー(ビル・エプリング社長)は、12月4日、ビジネス効率を上げるための次世代プラットフォーム「FileMaker 13」製品の日本での販売を開始した。

 新バージョン「FileMaker 13」は、50を超える新機能を搭載。部課単位などのワークグループで使うビジネスソリューションをiPad/iPhone/Windows/Mac/ウェブ向けに、テーラーメードですばやく簡単に構築し、生産性を向上する。

 主な新機能として、HTML5ブラウザ・ベースの新しいテクノロジー「FileMaker WebDirect」を提供。プログラミングのスキルがなくても、部課単位のワークグループで使うデスクトップスタイルのソリューションを作成して、ウェブブラウザに展開できる。

 また、スライドコントロール、ポップオーバー、ジェスチャーを使ったレコード間の移動など、iOSの操作性をサポートしたiPadやiPhone向けのソリューションを作成するツールを用意。iPadやiPhoneのレイアウトを一工程で作成できるので、シングルクリックで内蔵カメラを使ってバーコードをスキャンしたり、データ入力をスピードアップさせるカスタムキーボードを表示させたりするiOSソリューションを作成できる。

 デザイン機能には、カスタムテーマとスタイルの共有、データフィールドをデザインレイアウトにドラッグ&ドロップできる機能など、大きな改良を加えた。

 AES 256ビット暗号化技術によって、より堅牢なセキュリティを実現。iPad/iPhone/デスクトップからサーバーまで、どこにデータがあっても保護することができる。暗号化を有効にするには「FileMaker Pro 13 Advanced」を使用する。

 ソリューション開発技術者のための機能も強化。ビジネスロジックに従って画面上のオブジェクトを表示/非表示にする機能や、ウェブアプリケーションとの簡単な統合など、機能を拡張している。

 税別価格は 「FileMaker Pro 13」が3万8000円、「FileMaker Pro 13 Advanced」が6万3000円、「FileMaker Server 13」が9万9000円(ボリュームライセンスのみ)。また、年間利用契約のAVLA(アニュアル ボリューム ライセンス アグリーメント)の場合は、「FileMaker Pro 13」が1万1400円、「FileMaker Pro 13 Advanced」が1万8900円、「FileMaker Server 13」が3万3000円で利用できる(年払いのみ/最低購入数制限あり)。
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ファイルメーカー 社長 石井元

外部リンク

ファイルメーカー=http://www.filemaker.co.jp/