アプレッソ(小野和俊社長)とワイ・ディ・シー(YDC、三奈木輝良社長)は、12月11日、化学肥料製造の日産化学工業(木下小次郎社長)が、業務プロセスの内部統制強化を目的に、アプレッソのBPM(ビジネスプロセス管理)ソフトウェア「DataSpider BPM」を導入し、独自開発したSAP ERPへのマスター登録システムの運用を開始したと発表した。

 幅広い分野でグローバルに事業を展開する日産化学工業には、基幹系のSAP R/3をはじめ、各工場の生産管理システムや在庫管理システム、営業や販売関連など、多数の業務を支えるシステムが存在している。これまで独自のウェブベース情報活用システム「N-Web」からERPマスターを登録していたが、承認フローが明確でないために、ERPマスターとマスターデータを管理するDBとの同期が取れなくなるなど、いくつかの問題を抱えていた。

 IT部門は、こうした問題を解決するために、承認フローの明確にして、さらにN-Webのシステムのパフォーマンスを向上させることを目的に、YDCが提案していた「DataSpider BPM」の導入を決めた。

 「DataSpider BPM」は、コーディングが不要で、以前から稼働しているアプレッソのEAIソフトウェア「DataSpider Servista」と相互連携(DataSpider BPM suite)ができる。これまでのウェブ登録画面や手順を極力変えずに構築するなどの工夫によって、問題となっていたERPへのマスター情報の登録・更新作業を、適切な承認フローにもとづいて、安全で確実に自動化する仕組みを自社ですべて開発した。

 日産化学工業では、今後、人事申請業務など、他の業務のワークフローも「DataSpider BPM suite」を用いてシステム化することを検討している。