セキュリティ製品の開発・販売を手がけるマカフィー(ジャン・クロード・ブロイド社長)は、パートナーとの協業を強化し、中堅・中小企業(SMB)や地方自治体の市場開拓に動く。7月に、新たなパートナー向けプログラムを開始。リセラーとマネージドサービスプロバイダ(MSP)と密に連携して、サービス型の商材を売り込んでいく。

コーポレート事業統括
小笠原誠
常務執行役員
 マカフィーは、これまで大企業向けの事業展開を柱として、主に大手のシステムインテグレータ(SIer)を通じて、販売を行ってきた。今回のプログラムの開始によって、SMBや自治体の市場を開拓するための販売網を構築する。ITシステムの導入が進むにつれて情報セキュリティのニーズが高まっているSMBや自治体に向けたビジネスの拡大を目指している。

 新しいプログラムは、リセラー向けと、MSP向けの二つを用意する。リセラー向けでは、マカフィーと一緒に新規案件を獲得した場合、パートナーに製品を格安で提供するほか、新規案件を自己開拓したパートナーには特別割引を行う。販社が獲得できる利益を高めることによって、SaaS型を中心とするマカフィー製品を積極的に提案してもらうように促す。ディスカウント/特別割引の金額は案件ごとに異なっていて、公表はしていない。

 一方、MSP向けでは、マカフィーのソフトウェア/ハードウェア製品を月額課金ベースで提供する。MSPは、これらの製品に自社の運用サービスを付加して、ユーザー企業に納入する。月額課金の導入によって、MSPがマカフィー製品を採用しやすくし、提案活動の活性化につなげる狙いだ。MSP向けプログラムの開始は、今秋を予定している。

 プログラム立ち上げの指揮を執っているコーポレート事業統括の小笠原誠・常務執行役員は、「グローバルではすでにプログラムを展開しており、パートナーの満足度が高いとみている。これから日本でも走らせて、パートナー体制を強化し、事業拡大に結びつけたい」としている。(ゼンフ ミシャ)