【北京発】NEC(遠藤信博社長)とNEC(中国)(日下清文総裁)は、7月4日、中国・北京で年次イベント「NEC イノベーティブソリューションフェア 2014」を開催し、健康(ヘルスケア)分野の新製品として、簡単に血糖値を測定できる「健糖宝(仮称)」を発表した。

 「健糖宝」は、手のひらを数秒間かざすだけで、血糖値を測定することができる小型の健康機器。一般的に、血糖値を測定するためには、注射による痛みを伴う採血が必要だが、「健糖宝」はセンサを活用することで、いつでもどこでも簡単に測定。測定した血糖値のデータをクラウド上に保存して、PCやモバイル端末から管理することができる。

 イベントで発表した「健糖宝」は最終試作モデルで、今後の検証・テストによる最終調整を経て発売する予定だ。日下総裁は、「コンシューマ向けに、パートナー企業を通じて販売していく方針で、すでに交渉を進めている。パートナーからの反応はいい」と好感触であることを明かした。

 中国では2013年末に60歳以上の高齢者が2億人を超え、今後も毎年1000万人ずつ増加していく見通し。ヘルスケア市場への関心は高まっている。日下総裁は、「どのくらい生産できるかは現時点ではわからないが、少なくとも月5000台は販売したい」と意欲を示している。なお、具体的な発売日と価格は未定。(上海支局 真鍋武)

新製品の「健糖宝(仮称)」を手にするNECの遠藤信博社長