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<ASEAN>NEC ASEANの小売業を攻める コンビニなどにPOS端末を提案
2014/11/06 18:54
週刊BCN 2014年11月03日vol.1553掲載
シニアエキスパート
この9月に発売したPOS端末は、小型店舗が多いコンビニのニーズを取り込んで、省スペース化を実現している。機能を売上登録や販売促進など基本的なものに絞り、価格を下げて、ボリュームゾーンである中堅規模の小売業者を主なターゲットに据えている。POS端末用ソフトウェアや保守サービスの提供も提案に入れて、ヒューレット・パッカード(HP)など、ハードウェアの提供が中心の競合他社に対抗する。
直販やパートナー支援に欠かせないのは、現地法人のスタッフの技術スキルを磨くことだ。NECは今年から、本社の技術者をマレーシアに出向させ、ノウハウを伝えることによって、ASEAN各国でのリーダー育成に取り組んでいる。今後、空港内の売店にもPOS端末の需要があるとみて、空港ソリューションと連携して提案することで、POS端末というわかりやすい商材をツールにして、高度な社会インフラ系ソリューションの受注につなげようとしている。
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