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NEC、POS端末などの海外小売業向けソリューションを強化、アジア・太平洋地域で出荷を開始

2014/09/19 18:50

 NEC(遠藤信博社長)は、9月18日、海外小売業向けソリューションを強化すると発表した。タッチパネルPOS端末「TWINPOS G5 52V1」と、小規模チェーン向けPOSソフト「DCMStar/Lite」を新たに製品化。9月にアジア・太平洋地域で出荷を開始し、順次提供する地域を拡大していく。

 「TWINPOS G5 52V1」は、インテルの高性能CPUを採用しながら価格を抑えることで、高いコストパフォーマンスを実現。保守性にも配慮し、万が一のときにも、重要部品であるハードディスクと電源を簡単に交換できる。

 高さ31.8×幅36.7cmの省スペース設計によって、さまざまな店舗レイアウトへ柔軟に対応。15インチのフラットサーフェスディスプレイを採用することで、ディスプレイ前面からの水滴やホコリの侵入を防止し、衛生的に運用できる。

 「DCMStar/Lite」は、POSでの売上登録機能や販促機能、本部・店舗POS端末への商品マスタの集中管理機能、各店舗の売上データの収集機能など、アジア・太平洋地域に多い小規模チェーンの店舗運営に必要な機能を統合的に提供する。また、ソフトの導入作業や操作方法を解説する「eチュートリアル機能」によって、短期間で容易に導入することができる。

 NECでは、今後3年間で「TWINPOS G5 52V1」を5万台、「DCMStar/Lite」1万ライセンスの販売を目標にしている。(上海支局 真鍋武)
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外部リンク

NEC=http://jpn.nec.com/