富士通(山本正已社長)は、11月25日、インドネシアの高速道路管理会社、Marga Utama Nusantara(Danni Hasan代表)に対して、位置情報を活用したクラウド型の交通情報サービス「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL(SPATIOWL)」の提供を開始したと発表した。

 インドネシアは、近年の急速な経済発展と人口増加によって交通需要が増大し、渋滞や事故が多発している。多くの人口を抱える南スラウェシ州マカッサル市の高速道路を管理・運営するMarga Utama Nusantaraは、高速道路の収益増と一般道路の渋滞緩和を目的に、クルマを一般道路から高速道路に誘導して通行量を制御する「SPATIOWL」を導入した。

 「SPATIOWL」では、Marga Utama Nusantaraの高速道路管理用パトロールカーにスマートフォンを設置し、GPS機能を活用して車両の位置や時刻、速度などのプローブデータを収集。データから渋滞の発生状況とインターチェンジ間の所要時間を生成し、路線図上に表示する。これらの情報を、Marga Utama Nusantaraの高速道路管制センターが把握し、渋滞時、事故発生時、災害発生時などのドライバー誘導に利用する。

 今後は、高速道路の入り口や主要地点に、渋滞の発生状況とインターチェンジ間の所要時間を表示する道路情報板を設置することでクルマを高速道路へ誘導し、利用者の増加と一般道路の渋滞緩和への貢献を目指す。

 また、過去の交通情報データをダウンロードできる「SPATIOWL」を利用して、過去の交通情報から高速道路利用者の少ない時間帯を分析し、時間限定の利用料金割引などの施策を講じる方針。

「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL」のイメージ