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日本マイクロソフト タブレット端末の企業導入が進む 強固なセキュリティに高い評価

2014/12/25 18:54

週刊BCN 2014年12月22日vol.1560掲載

 日本マイクロソフト(樋口泰行社長)が提供するWindows 8.1を搭載したタブレット端末を導入する企業が増えている。社外で仕事をこなすことが多い社員が、見積書作成や社内システムにアクセスできるデータ入力端末として活用するほか、店舗内での在庫検索など用途はさまざま。タブレット端末でWindowsのPCと同じアプリケーションを使える点と、強固なセキュリティがユーザーに高い評価を受けている。

浅田恭子
エグゼクティブ
プロダクトマネージャー
 引越サービス事業を手がけるアートコーポレーションでは、営業担当者が個人宅に訪問した際に顧客に対してサービスの概要や手順を説明したり、作業風景の動画を見せたり、見積書を作成したりと、タブレット端末を使ってリアルタイムに商談を進める環境を整えている。また、社内の基幹システムと連携し、タブレット端末から顧客情報や営業進捗などのデータ入力が可能。帰社する必要がなくなり、営業担当者の業務効率化や生産性向上につながっているという。

 女性向けファッションアイテムを販売するピーチ・ジョンでは、若者向け店舗「YUMMY MART」で店員がタブレット端末から在庫が検索できるだけでなく、店内にタブレット端末を設置して、来店者がデジタルサイネージで画像や動画などを見ながら商品を選ぶことができる。

 社内システムや在庫情報に安全にアクセスできるのは、Windows 8.1のセキュリティ機能が強化されたため。浅田恭子・Windows本部Windowsコマーシャルグループエグゼクティブプロダクトマネージャーは、「Windows 8.1はネットワーク層、物理層、アプリケーション層など、さまざまな領域での多層防御を実現する。Windows XPと比較すると、Windows 8.1はマルウェアの感染率が21分の1に抑えられている」としている。(佐相彰彦)
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外部リンク

日本マイクロソフト=http://www.microsoft.com/japan