通信キャリア向けシステム構築に強いNTTコムウェア(海野忍社長)は、このほど、ASEANで初となる案件を獲得した。フィリピンの通信キャリアに対して、基幹ネットワークの統合に関するコンサルティングと調査を手がける。受注金額は、数千万円の規模。今後は、さらにシステム構築の受注も狙って、「億円単位の案件につなげたい」(海野社長)としている。

 NTTコムウェアが案件を獲得したフィリピンの通信キャリアは、他キャリアの買収などによって複数のブランドで通信サービスを提供している。ターゲット戦略の一環として、今後もそれぞれのブランドを維持するが、ビジネスの効率化に向け、基幹ネットワークを一つに統合することを決めた。

 NTTコムウェアは日本国内で、長年、NTTグループ各社にネットワーク関連ソリューションを提供してきた実績をもち、その技術力が評価されて受注に至った模様だ。同社は、今回の案件を皮切りに、ASEAN各国の通信キャリアに向けた事業展開を目指す。ASEANで、経済成長とともに携帯電話の普及が活発ななかにあって、「キャリアの裏方」(海野社長)として海外事業の拡大に取り組む方針だ。(ゼンフ ミシャ)