さくらインターネット(田中邦裕社長)は、CPUとメモリを自在に組み合わせて使えるクラウドサービス「さくらのクラウド」で、従来の石狩リージョンに続き東京リージョンの提供を、4月15日に開始した。

 これまで、さくらのクラウドは、北海道の石狩データセンターに設置した石狩リージョンのみの提供だったが、「石狩だけでなく複数のリージョンも使いたい」、「東京でさくらのクラウドを利用したい」というユーザーの声に応え、今回、東京のデータセンターに設置した東京リージョンの提供を開始した。

「石狩リージョン・東京リージョンの接続例」

 東京リージョンでは、1時間8円の手軽に使える1コア1GBプランから、強力な計算リソースとしても活用できる20コア224GBプランまで、石狩リージョンの2倍以上となる94種類のサーバープランを用意。従来の石狩リージョンと同時に接続することが可能で、より自由度の高いサーバー構成を実現できる。石狩リージョンにはない、よりハイスペックなサーバーを利用したい場合や、東京からのレイテンシを重視する場合に最適となっている。

 「SSDプラン」の場合、最小構成にぴったりな20GBはもとより、それでは少し足りないというユーザーのための40GBや、大容量の1TBを追加した。ハイスペックなサーバーと大容量のSSDを組み合わせ、巨大なデータベースサーバーや一時的な計算リソースとしての利用にも、安定したパフォーマンスを提供する。また、「標準プラン(HDD)」の2TB、4TBは、石狩リージョンよりも低価格での提供を実現した。

 従来の「ブリッジ接続」は、「石狩第1ゾーン」と「石狩第2ゾーン」のネットワークをつなぐものだったが、東京リージョンの提供開始にともない、「東京第1ゾーン」にも同時に接続できるようになった。石狩の第1ゾーンと第2ゾーンは設備・システムが完全に独立しているため、ゾーン間で冗長化を実現することができたが、東京リージョンも含んだ構成にすることで、地理的に離れた場所で同一のシステムを運用できるようになり、より堅牢な冗長システムを構えることが可能となる。

 今後は、サーバーにSSDディスクを内蔵し、スケールアウトに最適な「ローカルディスクプラン(仮称)」や、リージョンとゾーン間をまたいでトラフィックを分散することも可能な「グローバル サーバ ロードバランシング機能(仮称)」の導入を予定している。

「さくらのクラウド」今後のロードマップ