関電システムソリューションズ(KS-SOL、山元康裕社長)は、7月2日、データセンター事業で日本マイクロソフト(平野拓也社長)と協業し、日本マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure(Azure)」のデータセンターとKS-SOLのデータセンターを連携したハイブリッドクラウドサービス「CIERTO/Hybrid Cloud with Microsoft Azure」の提供を開始すると発表した。

 CIERTO/Hybrid Cloud with Microsoft Azureは、データの増加や複雑化、適切な災害対策など、個々の顧客によって異なるさまざまなデータセンターでの活用ニーズに応えるため、顧客の自社保有のデータセンター(オンプレミス環境)での提供や、プライベートクラウドサービス(専有型クラウド)を組み合わせ、ハイブリッド型のシステム設計・構築・運用サービスを提供するもの。

 「Azure」を活用し、共有型・専有型のクラウドサービスを最適な環境設定で活用できるように、両データセンターを仮想ネットワーク接続で結び、ハイブリッド型システムの設計・構築・運用サービスまでを提供・支援する。なお、15年秋には、両データセンター接続に専用線接続を採用したハイブリッド型サービスを提供する予定。

ハイブリッドクラウドのイメージ

 同サービスの提供に先立ち、KS-SOLと日本マイクロソフトの協力により、関西電力の企業Webサイトを外部のパブリッククラウドからAzure環境へと移行した。この移行により、現行システムの運用費用を削減できたことに加え、東日本と西日本にデータセンターをもつ「Azure」を利用することで、地理的冗長性も確保している。

 参考税別価格は、基本サービスが1仮想マシンごとに月額7600円、仮想マシンがWindows(standard)A1インスタンスの場合1時間9.69円、A5インスタンスの場合1時間31.62円、ストレージはBLOB LRS(ディスク容量課金)が1GBごと2.45円、ストレージトランザクション(アクセス課金)が10万トランザクションごと0.37円、ネットワークはVPNゲートウェイ(回線課金)が1時間3.68円。

 同社では、日本マイクロソフトと営業面・技術面などで協業し、主に西日本の企業や自治体などのクラウド需要を喚起することで、今後5年間で6億円の売り上げを目標としている。