グレープシティ(馬場直行社長)は、7月6日、AR(拡張現実)アプリ開発ツールの大手ベンダーであるオーストリアのWikitude(ザルツブルグ市、Martin Herdina CEO)とパートナー契約を締結したと発表した。

 Wikitudeは2008年に設立、オーストリアに本社を置く。スマートフォン、タブレット端末、スマートグラスにおけるARテクノロジーのパイオニアであり、その分野で多くの賞を受賞している。WikitudeのMartin Herdina CEOは、グレープシティとのパートナー契約の締結について、「グレープシティは日本のソフトウェア開発者のニーズを長年の経験から熟知しており、素晴らしいパートナーシップを築くことができると期待している」とコメントを寄せた。

 グレープシティは、今回のパートナー契約により、Wikitude製品の日本市場における独占的販売権を獲得。2015年秋以降、ARアプリ開発ツールの「Wikitude SDK」や、ARコンテンツ制作・管理サービスの「Wikitude Studio」、大規模ARアプリ開発向けAPIの「Wikitude Targets API」などを順次、日本市場で販売する。それに合わせて、日本語マニュアルや技術サポート、ARサービスの日本語化など、日本のユーザーが使いやすい環境を提供していく。

 また、Wikitude公認の日本語Facebookページを近日公開する予定。同社製品の最新情報や使い方、国内市場の情報やARアプリ開発に役立つトピックなどを国内ユーザーに向けて発信していく。

 英国の投資銀行Digi-Capitalの予測では、2020年に1500億ドルに達する見通しとなるAR/VR(仮想現実)市場。グレープシティでは、その勢いを日本国内に伝え、ARアプリ開発の活性化を目指す。