ネットワールド(森田晶一社長)は、9月29日、大和ハウスグループの総合建設会社である大和小田急建設(金久保篤司社長)が、ネットワールドが扱う米PernixData社のストレージ高速化プラットフォーム「PernixData FVP」を導入し、会計、工事原価管理、人事給与などの業務システムの全面仮想化を実現したと発表した。

 PernixData FVPは、VMware基盤を構成する複数の物理サーバー上のフラッシュデバイスをクラスタ化されたキャッシュ・バッファとして利用し、VMware環境のI/O性能を改善する。新しい仮想化基盤では、物理サーバーに特別なメモリやディスクを増強することなく、必要容量のフラッシュデバイスを追加しただけで、基幹業務システムを含む全システムのアプリケーション性能が、3-10倍に向上した。

 導入後の調査では、直近の1か月間で、リード2億9500万回、ライト4億8000万回がPernixData FVPのキャッシュ・バッファ上で処理されており、約8.64TBのSANトラフィックを削減。平常時でのレイテンシは従来の約1/2に、スループットはピーク時に最大で約40倍に改善した。さらに、PernixData FVPにより、従来3時間以上を要した夜間バッチ処理が、40-50分程度に短縮され、決算業務などのバッチ処理も従来の1/3から1/6程度の時間で実行できるようになった。

システム構成図

 大和小田急建設では、SSD搭載ストレージや仮想環境向けアプライアンスなどさまざまな製品を検討したが、いずれも性能、信頼性、コスト面で課題があったが、PernixData FVPは、これらの課題を解決する最適なソリューションであると判断した。ネットワールドの迅速なサービス・サポートも高く評価したという。

 なお、システムの構築は、ネットワールドのパートナーであるパナソニックネットソリューションズ(前川満社長)が担当した。