キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、坂田正弘社長)とキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS、神森晶久社長)は、キヤノンMJグループの最新鋭主力データセンター(DC)「西東京データセンター」を活用したパブリッククラウドサービス「SOLTAGE(ソルテージ)」の販売を、9月30日から始めると発表した。

 SOLTAGEは、これまでキヤノンMJグループが開発・販売する各種クラウド/SaaS商材のITインフラ基盤として、2011年から活用してきたが、今回、「パブリッククラウド・サービス基盤としての、ノウハウや競争優位性を打ち出せるだけの材料が揃った」(キヤノンITSの中本浩二・ITサービス事業企画部部長)ことから、初めてSOLTAGE単体での一般顧客向けサービスを始める。

キヤノンITSの中本浩二・ITサービス事業企画部部長

 最大の優位性は、中堅・中小企業から大企業まで、規模を問わず対応できる柔軟性と拡張性をあわせもったSOLTAGEのサービス設計にある。中堅・中小企業向けには、全国約200か所の拠点を展開するキヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)が担当し、準大手・大企業向けにはキヤノンMJの営業力とキヤノンITSのシステム構築(SI)力を組み合わせてSOLTAGEの拡販にあたる。

「SOLTAGE」の販売体制イメージ。キヤノンMJの資料より引用

 中堅・中小企業に密着した営業・サポートを得意とするキヤノンS&Sと準大手・大企業に強みをもつキヤノンMJ、キヤノンITSが、それぞれの領域でSOLTAGE単体の販売と、SOLTAGEをベースとしたSIやクラウド/SaaSサービスなどの付加価値サービスを展開することで、「パブリッククラウド専業ベンダーとの差異化を前面に打ち出す」(同)方針だ。

 また、キヤノンITSが国内総販売代理店を務めるウイルス対策ソフト「ESET」を標準装備するとともに、既存のプライベートクラウドやホスティングサービス、Amazon Web Services(AWS)などの他社クラウドとSOLTAGEとの連携サービスも提供していくことで、SOLTAGE事業の拡大を推し進めていく。