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理経、四国中央市が「Jアラート自動連携システム」を採用
2015/10/01 19:04
四国中央市は、12年度から14年度にかけて、「四国中央市防災有線告知システム」の構築を進めてきた。なかでも、迅速・的確な情報伝達を行うための基盤となるJアラート自動連携システムは、理経のシステムの特徴でもあるJアラート情報の抽出機能が高く評価された。これにより、愛媛県下すべての市町村を含んだJアラートの気象情報から、同市のみの気象情報を抽出して、ケーブルテレビ(四国中央テレビ)の自主放送番組にテロップとして挿入することが可能となった。
防災有線告知システムは、市からの防災情報などを従来のスピーカーでの音声放送に加え、メール配信、ケーブルテレビ文字テロップ放送などの、文字情報の配信機能も備えており、情報伝達手段の多様化を図るシステム。「Jアラート自動起動装置」を利用することで、Jアラート情報を緊急速報メールとケーブルテレビ放送へ配信することができる。また、衛星ブロードバンド回線を利用し、災害時に有線インターネット回線が断線した場合でも、緊急速報メールの配信を行えるように、ネットワークの強靭化を実施している。
Jアラート自動連携システムでは、多言語によるメール配信機能や、屋外スピーカーの音声放送聞き直し機能、コミュニティーFMラジオへの割り込み機能、長距離無線LANを用いた避難所や道の駅などのWi-Fiステーションでのデジタルサイネージへの情報伝達機能などを搭載している。今後、これらの機能を拡張し、さらに地域防災力の向上を図り、災害に強いまちづくりを図っていく考え。
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