ソフトバンク・テクノロジーグループの環(小坂淳社長)は、10月8日、ウェブ解析・広告効果測定・SEO効果測定機能がセットになったオールインワンの解析ツール「シビラ(sibulla)」と、公共機関向けウェブ解析サービス「みやすい解析」に新機能を追加したと発表した。

設定画面の例
ワンクリックで簡単に実装可能

 ウェブ解析は、一般的にウェブサイト訪問者の動向を定量的に分析し、PDCAサイクルを回すことで継続的にウェブサイトを改善するが、重要な分析指標の一つに「検索エンジンでどのようなキーワードが検索されたのか」という観点がある。13年9月にGoogle検索の通信暗号化により検索キーワード情報が取得できないようになり、今年8月にはYahoo!検索でも段階的に暗号化を行うことが発表され、大手検索エンジンから流入したユーザーの検索キーワードが取得できない状況となった。

 こうした背景を受けて、今回、「誰でも簡単にデータ活用を」をコンセプトに、利用できなくなった分析指標を補完し、ウェブサイトのウェブ解析の品質を維持・向上できるよう、シビラとみやすい解析の新機能を開発した。

 新機能は、「サイト内検索」、「クリックログ取得」、「組織名分析」、「メール連携」の四つ。サイト内検索では、ウェブサイト訪問者が、サイト内で検索したキーワードの取得・分析が可能。消費者のインサイト(行動原理、購買行動のツボ、消費者の本音)を把握することを補完する。クリックログ取得では、ダウンロードURLのクリック数、サイトからの遷移情報を把握できる。一般的な解析ツールではサイト内にプログラムを埋め込むが、シビラでは設定画面からワンクリックで実現する。

 組織名分析では、従来のIPアドレスからの組織名判別に加えて、ウェブブラウザが保存している訪問者の一時的な保管データ(cockie)をもとにして、組織名判別を行う機能を追加。判別精度を大幅に向上した。メール連携では、環のメール解析サービス「メールソナー」との連携機能を実装。メールソナー利用者(営業など)が、URLクリック率や閲覧時間などの情報活用に加えて、シビラの機能も利用可能となる。なお、メール連携機能は、みやすい解析では提供しない。

 シビラの税別価格は、初期費用が1万円/1アカウント、月額6000円から。みやすい解析は、基本サービスと新機能(オプション)を含めて別途見積りとなる。