ネットワンシステムズ(吉野孝行社長)は、クラウド間の仕様差を吸収するアプリケーション視点のマルチクラウド・オーケストレーションによって、業務に適合する形でクラウド環境を再構成し、クラウドの戦略的活用を加速する「クラウドブローカリングサービス」の提供を、12月17日に開始した。

 クラウドブローカリングサービスは、アプリケーションの視点で、利用するクラウド環境をプライベートクラウドや複数のパブリッククラウド(IaaS)にまたがって、全社で一元管理を可能にし、セキュリティやガバナンスを強化するサービス。また、アプリケーションとそのインフラ構成をカタログ形式にカプセル化することで、クラウド間の仕様差を吸収し、コードやインフラ構成を修正することなく簡単・迅速にコスト・性能の面で最適なクラウド環境に展開可能にする。

サービス利用イメージ

 さらに、高度なネットワーク技術でマルチベンダー製品・サービスを組み合わせることで、ハイブリッドクラウド環境での最適なクラウド間接続を実現する。今年10月には、その一要素として、セキュリティの担保やアプリケーション単位での通信品質が保証可能で、マルチクラウド環境の接続に最適なSD-WAN(Software-Defined WAN)サービスの提供を開始している。

 「クラウドブローカリングサービス」は、まず「Amazon Web Services」と「VMware vCloud Air」に対応し、今後利用可能なクラウド環境を拡充していく予定。また、今後プライベートクラウドのオーケストレーションツールとして、「VMware vCenter」や「OpenStack」に対応するとともに、「Cisco ACI」や「VMware NSX」などのSDN製品とも連携することで、アプリケーション・インフラ・ネットワークを連携させたプロビジョニングも実現していく。なお、同サービスは、米CliQrのアプリケーション定義型クラウド管理プラットフォーム「CliQr CloudCenter」を活用している。

 税別価格は、エントリープラン(10台から)が初期費用29万8000円、月額3万9800円から、スタンダードプラン(100台から)が初期費用29万8000円、月額37万8100円から、エンタープライズプラン(1000台から)が初期費用29万8000円、月額358万2000円から。同社では、3年間で7億円の売り上げを目標にしている。