カシオ計算機(樫尾和宏社長)は、ダーモスコピー検査を効率的に学べる医師向けクラウドサービス「CMDS」のコンテンツを拡充し、新たに「CeMDS(CASIO e-Medical Data Support)」として、12月17日に無料でサービスを開始した。

CeMDSの診断トレーニング画面例

 ダーモスコピー検査は、皮膚の腫瘍やホクロなどの色素病変を、ダーモスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡で観察する検査。従来、同検査で撮影した画像を解釈するためのスキル習得には、長期間におよぶ経験が必要とされてきた。そのなかで、カシオ計算機では、病変の構造や血管の分布状況を顕在化させる画像処理技術を、田中勝教授(東京女子医科大学 東医療センター)・佐藤俊次院長(さとう皮膚科)と共同で開発。この技術を用いたCMDSの無料トライアルサービスを6月に開始した。

 今回、新たに提供を開始したCeMDSは、外川八英助教(千葉大学大学院医学研究院)・山本洋輔助教(千葉大学医学部附属病院)の協力のもと、ダーモスコピー検査の撮影画像を所見付で収録した。さらに、収録画像と所見にもとづく設問を日替わりで出題する「診断トレーニング」機能と、ダーモスコピー検査の画像についてCeMDSの会員同士で討議できる「ディスカッション」機能も備えている。

 収録されている画像は、重要な部分のマーキング表示も可能。また、病変の構造や血管の分布状況を顕在化させた画像にも変換でき、ダーモスコピー検査を学ぶ医師を多角的に支援する。

 CeMDSは当面、無料サービスでノウハウの蓄積を進め、将来的には有料サービスの展開を目指す。