日本ヒューレット・パッカード(吉田仁志社長)は3月4日、ザ・プリンスパークタワー東京でプライベートイベント「Hewlett Packard Enterprise Day 2016 東京」を開催した。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)のキャッチフレーズ「Accelerating next──未来を加速する」をテーマに、各講演、セミナー、展示などを通じて事例や最新製品などを紹介。前身の米ヒューレット・パッカードが分社化し、エンタープライズ向けビジネスを専門とする企業として生まれ変わった米HPEの日本法人として、新生HPEの今後のビジネスの方向性を明示した。

吉田仁志
社長
 午前の3パートに分かれた基調講演では、はじめに吉田社長が登壇。分社後の日本ヒューレット・パッカードが3四半期連続成長で推移し、「出足好調だ」と笑顔をみせた。

 急速にデジタル化が進むなかで、これからは「今までにない商品・サービスを誰よりも早く立ち上げ収益化する」ことがビジネスの明暗を分けると強調。米Uberや米Airbnbなどを例に挙げ、これらの企業がIT戦略をベースとした新たなビジネスモデルでグローバルに事業を展開していることに言及したうえで、「それを実現するものがITであり、IT戦略は、ビジネス戦略そのものといえる。これがHPEの掲げる“New Style of Business”だ」と力説。しかし、考慮すべき課題が多数存在するといい、「カギとなるのはセキュリティ、ビッグデータ、インフラ、モバイルの四つの領域。これらは企業の戦略に非常によく絡み、ここにソリューションを展開することでユーザーのNew Style of Businessを支援していく」と、新生HPEの戦略を説明。「新生HPEはさらに新しいテクノロジーを開発し、革新的な製品・ソリューションで、顧客のビジネスと未来を加速させていく」と参加者に力強く語った。

 吉田社長に続いては、エバンジェリストセッションとして、日本ヒューレット・パッカードの4人のエバンジェリストとファシリテータを務めた日経BPの桔梗原富夫氏が基調講演。「未来を加速するために求められる“変革”とは?」をテーマに、「アイデア・エコノミー」「オープンソーステクノロジー」「インダストリー」「サステナビリティ」の四つの点を提示。それぞれにおけるHPEの取り組みを紹介した。

 基調講演最後のパートでは、インテルの江田麻季子社長が登壇。「スマートに接続された世界をさらに変革」と題して講演した。午後からはランチセッションのほか、分科会として多数のセミナーを実施。イベントには大勢の参加者が訪れ、盛況を博していた。(前田幸慧)