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パルソフトウェアサービス 秘密分散ソフトウェア「SplitDisk」 数ある自社製品の主力に据える
2016/05/12 19:12
週刊BCN 2016年05月09日vol.1627掲載
パルソフトは、1990年に創業し、ソフトウェアの受託開発などを手がけている。同時に、5年ほど前から自社製品の開発にも積極的に取り組んでおり、医療機関向けにiPadを利用した問診票アプリの「BEARーD」や手術器具管理システムの「SIMSAFE」、害獣対策用の遠隔監視型捕獲システムの「HUNTINGMASTER」を含む、遠隔監視装置「BeagleOneシリーズ」など、さまざまな製品を世に送り出してきた。
事業部長
SplitDiskは、全国社会保険労務士連合会の推奨商品として認定されており、兼築事業部長は、「マイナンバーの管理に有効なツールとして評価をいただいている」とアピール。「ファイル片だけではデータとして意味をなさないため、“万が一データが漏れてしまっても大丈夫”ということが受けている。社労士からの引き合いが多いが、一般企業での導入も進んでいる」と話す。
一方で現在、世の中のマイナンバー対策商戦が下火であることを背景に、「今後、多くの企業が本格的にマイナンバー対策導入に動き出すだろう。そのときを見計らって、今のうちに世の中にどれだけSplitDiskを知ってもらえるかが勝負となる」。そのため、SplitDiskの総販売代理店であるアステックを中心に、販売店を活用したパートナー戦略で、全国規模での認知度の拡大と製品の拡販に動いている。
パルソフトとしては、「現在、会社全体の売り上げのうち、自社製品が占める割合は3分の一ほどだが、今後2、3年で売り上げの半分は自社製品になるだろう」として、今後も自社製品の開発に力を入れていく方針だ。(前田幸慧)
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