コーポレートパフォーマンス管理(CPM)ソフトウェアベンダーの伊タゲティックソフトウェア(タゲティック、マルコ・ピエラリーニ、マヌエル・ベルティーニ共同CEO)は、今年4月に日本法人を設立し、日本でのビジネスを本格化させる。すでに日本でのユーザーも獲得しており、先行事例の創出やパートナー網の拡大に意欲を示している。

 タゲティックはイタリアに本社を置き、欧米、アジア・パシフィック地域を中心に40か国以上の国々で、ファイナンス領域に特化したCPMソリューションを提供している。「昨年は前年比22%増の売り上げを達成し、市場の2.5倍の速度で成長を続けている」(ベルティーニ共同CEO)と、今勢いに乗っている企業だ。

 同社のソリューションでは、オンプレミス/クラウドの環境を問わず、企業全体の財務パフォーマンスを、BIを盛り込んだ単一のプラットフォーム上で一元管理することができる。これにより、予算管理、連結管理、業績予想、レポーティング、決算、ディスクロージャなどの業務やデータの分析、ひいてはそれらのデータを活用することで企業戦略までを幅広く支援。ピエラリーニ共同CEOは、「機能の拡張性にもすぐれており、ファイナンス分野で包括的、かつきめ細かい対応ができることが強み」と強調する。

 日本市場においては、まず銀行・保険といった金融業界や大企業、とくに複雑な財務プロセスを運用している企業の財務部門をターゲットに製品を販売していく。パートナーと連携したビジネスで拡販を図る方針で、製品やセールス、プリセールスのトレーニングなどを行うパートナープログラムも用意。すでに、ブレインチャイルドと「戦略的に重要なパートナー」として連携を進めている。

写真左からマヌエル・ベルティーニ共同CEO、マルコ・ピエラリーニ共同CEO、
カール・モアントレ・アジアパシフィック マネージングディレクター

 日本法人の責任者であるカール・モアントレ・アジアパシフィックマネージングディレクターは、「財務プロセスの知識、インプリメント、セールスマーケティングのスキルがあるところとパートナーシップを組んでいきたい」と語り、そのうえで「ブレインチャイルドは三つすべてを兼ね備えた理想的なパートナーだ」と高く評価。日本ですでに顧客を獲得しており、システムの実装を進めている。

 今後も長期的にビジネスを展開していくパートナーを増やしていくとともに、リファレンスとなる導入事例づくりに取り組んでいく。モアントレ・マネージングディレクターは、「他の地域で培ってきた経験を生かした販売戦略で、日本市場でのシェアを拡大していきたい」と意気込みを示した。(前田幸慧)