NEC(新野隆社長)は、ラベルプリンタの新製品の出荷を8月29日に開始する。感熱紙専用の「MultiCoder 503L3D」シリーズと、医療用バンドなどにも印刷できるインクリボン/感熱紙両対応の同「503L3T」シリーズを発売し、それぞれにLANポートや カッターの有無が異なる複数のモデルを用意する。

 医療・製造の現場や、店舗カウンターなどでのラベルやチケットの発行を想定した製品で、幅4インチまでのラベルに印刷が可能。本体サイズはB5用紙にほ ぼ相当する幅188mm×奥行き245mmで、製造ラインの近くや机への設置が可能。最小で高さ3mmのラベルへの印刷に対応しており、小型の部品類へ貼 付する型番ラベルなども作成できる。503L3Tシリーズではポリウレタン樹脂への印刷にも対応し、医療現場で患者の識別に使われるリストバンドの発行が 可能。バンドは純正オプションとしても用意する。

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限られた設置面積で幅4インチの印刷に対応

 PCやサーバーとはUSBケーブルでの直接接続のほか、LANポート搭載モデルではネットワーク経由でも利用ができる。また、LANポートに接続できる ワイヤレスブリッジをオプションとして用意し、無線LANでの接続にも対応。NECによれば、最近は医療機関でもセキュリティを確保したうえで無線LAN を導入するケースが増えているという。

 消耗部品のサーマルヘッドやプラテンは簡単に取り外せる構造とし、ヘビーユーザーが自分で交換できるようにした。また、NECフィールディングと連携し、依頼当日の出張修理を最大5年提供する定額保守パッケージも用意している。(日高 彰)