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富士ソフト中国 AWS活用のIoTプラットフォームを提供
2016/09/28 19:15
週刊BCN 2016年09月19日vol.1645掲載
新ソリューションでは、AWSのサービスを組み合わせたデータ収集・蓄積・分析のIoT基盤に加え、富士ソフトの技術力を生かしたIoT機器の開発や、独自のゲートウェイ製品「FSゲートウェイ」、アプリケーション開発向けに「intra-mart」、導入後の運用サポートまでを総合的に提供する。あらかじめ富士ソフトで検証済みの最適構成を利用することで、通常3か月以上かかるIoT環境の導入を1か月程度に短縮するほか、膨大なIoT機器データを分析に適した形にクレンジングする「FSゲートウェイ」を採用することで、通信コストを低減できる。
今野芳弘・パートナー アライアンス本部本部長、
相田哲也・パートナー アライアンス本部コンサルティングパートナー部部長
さらに、富士ソフトでは現在、社長直属の人工知能(AI)プロジェクト部隊を組織し、ユーザーと共同で研究開発を進めている。今後は、これをIoTプラットフォームトータルソリューションに組み合わせて提供する方針だ。富士ソフト日本本社の新井世東・常務執行役員ソリューション事業本部長は、「これらをワンストップで提供できるのは当社だけだ」と自信をみせる。
富士ソフト中国では、新ソリューションを中国市場における戦略商材と位置づけ、本拠地の山東省に加え、北京や上海などでAWS中国法人と連携して提案活動を推進。目標に掲げる2016年度の単年度黒字化に結びつける。(真鍋 武)
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