【北京発】富士軟件科技(山東)(富士ソフト中国、孫任宏総経理)は、「Amazon Web Services(AWS)」を活用したIoTプラットフォームトータルソリューションの提供を開始した。9月7~8日に北京で開催された「AWS技術峰会(AWS SUMMIT beijing)2016」で初公開。パートナー支援の一環として、アマゾン ウェブ サービス ジャパンや済南市商務局の担当者も駆けつけた。

 新ソリューションでは、AWSのサービスを組み合わせたデータ収集・蓄積・分析のIoT基盤に加え、富士ソフトの技術力を生かしたIoT機器の開発や、独自のゲートウェイ製品「FSゲートウェイ」、アプリケーション開発向けに「intra-mart」、導入後の運用サポートまでを総合的に提供する。あらかじめ富士ソフトで検証済みの最適構成を利用することで、通常3か月以上かかるIoT環境の導入を1か月程度に短縮するほか、膨大なIoT機器データを分析に適した形にクレンジングする「FSゲートウェイ」を採用することで、通信コストを低減できる。

(左から)富士ソフト中国の孫任宏総経理、富士ソフトの新井世東・常務執行役員ソリューション事業本部長、済南市商務局の胡吉忠副局長、アマゾン ウェブ サービス ジャパンの
今野芳弘・パートナー アライアンス本部本部長、
相田哲也・パートナー アライアンス本部コンサルティングパートナー部部長

 さらに、富士ソフトでは現在、社長直属の人工知能(AI)プロジェクト部隊を組織し、ユーザーと共同で研究開発を進めている。今後は、これをIoTプラットフォームトータルソリューションに組み合わせて提供する方針だ。富士ソフト日本本社の新井世東・常務執行役員ソリューション事業本部長は、「これらをワンストップで提供できるのは当社だけだ」と自信をみせる。

 富士ソフト中国では、新ソリューションを中国市場における戦略商材と位置づけ、本拠地の山東省に加え、北京や上海などでAWS中国法人と連携して提案活動を推進。目標に掲げる2016年度の単年度黒字化に結びつける。(真鍋 武)