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CRI・ミドルウェア ポスト「Flash」を狙うインタラクティブ動画を手軽に実現
2016/10/26 19:15
週刊BCN 2016年10月17日vol.1649掲載
ネット通販やeラーニング用の教材、アプリケーションソフトのUI(ユーザーインターフェース)といった分野でインタラクティブ(双方向)な操作感を実現。とりわけスマートフォンやタブレット端末で課題になっていた動画を活用したインタラクティブUIの開発に活用してもらえるよう、システム開発やソフト開発ベンダーへの売り込みに力を入れる。
パソコン時代のインタラクティブ動画といえばFlashが筆頭だが、iPhoneをはじめFlash排除の動きが顕在化。Android OSを開発するGoogleもFlashに消極的な姿勢をみせていることから、事実上、スマートデバイス上からFlashが閉め出されたかたちになっている。
ここに着目したCRI・ミドルウェアは、独自にインタラクティブ動画のフォーマット「LiveAct PRO」を開発。この10月からSIerやソフト開発会社向けの販売を本格化させた。
部長
先行ユーザーとして、オークローンマーケティング(名古屋市)が運営する女性向けネット通販の「STORICO(ストリコ)」が採用。システム構築はSCSKグループのSCSKプレッシェンドが担当している。ほかにも、ユーザー個々に最適化した「パーソナライズド動画での引き合いも増えている」(幅部長)という。例えば、保険の営業で最適な保険プランを短い動画にまとめて提案することで、ユーザーが容易に理解できる。もし、これをMP4で制作すれば人数分の動画を用意することになり、サーバー側の容量を大幅に増やさなければならない。LiveAct PROでは、ユーザーが閲覧するときに、リアルタイムで動画を生成するため、容量を小さく抑えられ、パーソナライズド動画に適している。
CRI・ミドルウェアでは、こうした強みを前面に押し出し、SIerなどのビジネスパートナーと連携していくことで、向こう3年で累計300社からの受注獲得を目指していく方針だ。(安藤章司)
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