SAPの傘下企業で、出張・経費管理ソリューション大手のコンカーは12月1日、中国の中数通信息(CDC)との戦略的提携を発表した。これによって、中国ビジネスを拡大する。

 CDCは、中国の通信サービス企業である中国通信服務とSAPが合弁で設立したクラウド・サービス・プロバイダ。今回の提携を通じて、コンカーは中国の通信ライセンスを間接的に手に入れ、国内にサーバーを設置してクラウド型出張・経費管理サービスを提供する。サービスは現地の法制度に準拠するようローカライズし、すでに提携している携程(Ctrip)や滴滴出行との連携も含め、中国でのビジネス旅行に特化した仕様とする。

 グローバルビジネストラベル協会(GBTA)の調査によると、2015年の中国ビジネス旅行市場は前年比11.4%増の2912億米ドル。米国市場の2898億米ドルを上回り、世界最大の市場となっている。コンカーでは、今後もローカライズなどの中国に向けた投資を続け、CDC以外のパートナーとも協力し、市場を開拓していく方針だ。(真鍋 武)