マイクロソフトのポータル製品である「SharePoint」のワークフロー・BPM(業務プロセス改革)アドオン製品を開発・販売する米Nintex社の日本法人、ニンテックス・ジャパンは、日本市場の開拓を本格化する。全国のマイクロソフト製品などを販売するシステムインテグレータ(SIer)と連携し、中堅・大手企業向けに業務プロセスの自動化を提案する。

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辻本克也
セールスダイレクター

 Nintexは、2015年に「Microsoft Partner of the Year」を獲得するなど、マイクロソフトのアドオンツールで世界トップのメーカーだ。製品ラインアップのなかで、もっとも実績のあるのは「Nintex Workflow」。同製品は、SharePoint上からドラッグ&ドロップで直感的にワークフローが作成できる。操作性と外部連携を含む100種類以上のワークフローアクションを搭載しているため、これらを組み合わせノンコーディングで自社の業務プロセスに応じたワークフローを構築できるのが特徴だ。

 世界での販売実績は、シリーズ全体で90か国以上で6000社以上。ユーザーライセンスは800万以上に達している。導入先でプロセスを自動化した業務は、財務や営業、人事、マーケティング、施設・設備、購買・調達、カスタマサポートなど、多岐にわたる。「SharePointの開発ツール『SharePointデザイナ』で開発するのに比べ、投資対効果が大きい。独自コーディングが不要なため開発コストが削減できる。プロジェクト完了までの期間は、同デザイナで1週間かかるものが、1日ですんでしまう」と、辻本克也・セールスダイレクターは語る。

 日本法人の設立は15年秋。辻本セールスダイレクターによれば、「日本では、国内SIer経由で100社程度に導入している」と、わずか約1年半で大手企業を中心に顧客を獲得している。

 Nintexの製品ラインアップは、Nintex Workflowのほか、洗練された画面デザイン環境を提供する「Nintex Forms」、オンライン・オフラインでもデータを取り込みタスクを完了できる「Nintex Mobile」、代表的なクラウドサービスと連携するツール「Nintex Connectors」、プロセスのパフォーマンスを計測し導入効果を可視化する「Nintex Hawkeye」などがある。最近では、吸収合併したベンダーの製品として、セールスフォース・ドットコムから早く簡単にドキュメントが生成できる「NINTEX DRAWLOOP」を出した。

 辻本セールスダイレクターは、「日本では『働き方改革』の必要性が叫ばれている。あらゆる業務のプロセスを自動化できる当社の製品を使い、企業の『時短』に貢献したい」と、企業の生産性を高める役割を果たすという。

 現在、国内の認定ソリューションパートナー「Nintex Partners in Japan」は、日本ビジネスシステムズ(JBS)など、10社以上が登録している。「日本の企業には、伝統的な承認プロセスがある。こうしたフローのテンプレートをもつSIerなどと連携し、国内市場を開拓する」(辻本セールスダイレクター)と、近くキックオフイベントを開き、国内市場の開拓を加速する。(谷畑良胤)