キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS、神森晶久社長)は、メールセキュリティ製品「GUARDIANWALL」を、総合情報漏えい対策ソリューションの統一ブランドに一新した。それに伴い、新ブランドの第一弾として、メールフィルタリングソフト「GUARDIANWALL Mailファミリー」の提供を開始した。

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写真左から、崎山秀文センター長、
楢林知樹取締役常務執行役員、神野成司部長

 キヤノンITSでは、セキュリティ対策におけるさまざまな課題に対処するため、「単体のソリューションの提案ではなく、お客様の悩みを製品に反映させて最適なセキュリティを提供できる」(楢林知樹・取締役常務執行役員 基盤・セキュリティソリューション事業本部事業本部長)ようにと、基盤ビジネスとセキュリティビジネスを手がける組織を融合するなど、ソリューションを提供する体制を強化してきた。セキュリティ脅威が多様化し、企業にはメールやウェブ、クラウドなど、総合的な情報漏えい対策が求められていることを背景に、今回GUARDIANWALLブランドの位置づけを改めるに至り、中・大規模ユーザー向け、小規模ユーザー向け、サービス事業者向けで異なっていた製品・サービスを統合した。

 新生GUARDIANWALLのテーマには「独創+共創」を掲げる。従来のGUARDIANWALLは“独創”だったが、「それぞれの分野で得意とするパートナーと一緒にやっていく」(崎山秀文・基盤・セキュリティソリューション企画センターセンター長)と、“共創”の姿勢を打ち出す。パートナー製品との機能連携を推進し、キヤノンITSが販売からサポートまでをワンストップで提供。今後は、「ネットワーク、エンドポイント、モバイルにも領域を広げて総合的な情報漏えい対策ソリューションとして提供していく」(同)。

 また、シリーズの第一弾として、メールフィルタリングソフトGUARDIANWALL Mailファミリーの提供を始めた。従来提供していた、一般企業向けのGUARDIANWALLとクラウド事業者向けの「GUARDIANWALL CloudEdition」を統合した製品群で、メール誤送信対策の「GUARDIANWALL MailFilter」、添付ファイルの自動暗号化などを行う「GUARDIANWALL MailConvert」、アーカイブ機能をもつ「GUARDIANWALL MailArchive」、先述の3製品すべての機能を利用できるパッケージ「GUARDIANWALL MailSuite」で構成されている。また、「多様性への対応力を向上している」(神野成司・基盤・セキュリティソリューション企画センター技術開発部部長)といい、先述の3機能の選択導入が可能であるほか、マルチテナント機能、マルチリンガル機能の実装を例に挙げている。今後の計画としては、4月にクラウドベースの各種メールセキュリティサービスのリニューアル、初夏に「GUARDIANWALL Webファミリー」としてウェブフィルタリング製品の提供を予定している。(前田幸慧)