沖エンジニアリング(柴田康典社長)は4月18日、埼玉県本庄市に「カーエレクトロニクス テストラボ」を開設し、4月13日に稼働開始したと発表した。需要が急伸している車載電子機器・装置のEMC試験と信頼性試験の受託サービス体制を強化し、対応能力を大幅に増強する。

 車載電子機器・装置の増加にともない試験サービス需要が増大、既存設備稼働の飽和状態が続いていたことから、今回、車載電子機器・装置の試験設備を強化・統合し、顧客を待たせることなく円滑にワンストップで試験サービスを提供するカーエレクトロニクス テストラボを本庄事業所内に新設した。

 同ラボでは、車載電子機器・装置専用の電波暗室4室と電磁波を持続的に反射反響させるための電磁波攪拌装置を設置。多方向からの電磁波耐性試験が可能なリバブレーションチャンバーなど、EMC試験設備、熱衝撃や泥水・塩水に対する耐性評価を行うアイスウォーター衝撃試験や、冬季の道路使用環境を模擬した塩水複合サイクル試験などの信頼性試験設備を備えている。隣接する「第一EMCセンター」「第二EMCセンター」の大型機器用電波暗室2室や、「北関東試験センター」のガス腐食試験など各種環境試験設備と連携することで、多様な試験要求への対応を可能としている。また、半導体デバイスの評価・解析を行う氷川台本社ラボとの連携で、顧客製品の高品質を実現する。

 同社では、カーエレクトロニクス テストラボの稼働により、試験待ち時間を短縮することで、顧客の製品開発時間の短縮を支援するとともに、今後のさらなる試験需要増に対応するための体制も整備し、顧客の試験ニーズに応え製品の信頼性向上を図っていく考え。