API開発・運用基盤「CData API Server」

 CData Software Japan(疋田圭介代表社員)は6月6日、データベース(DB)からREST APIを自動生成するAPI開発・運用基盤「CData API Server」の提供を開始した。

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疋田圭介
代表社員
職務執行者

 CData API Serverは、APIとして公開するDBに接続し、エンドポイント情報をポイント&クリックによって選択するだけで、REST APIを自動生成する。そのため、APIを活用したシステム連携が瞬時に実現できる。なお、日本語のAPIドキュメントも同時に自動生成するため、運用もしやすい。

 「日本では、システム連携で使用するAPIを都度、ゼロから開発するケースが多い。SIerにとっては、それが売り上げにつながるとはいえ、エンジニアの負担になっている。CData API Serverは、APIの開発を不要にするため、SIerは本来の業務系の開発に集中できるようになる」と、疋田代表は開発現場での採用を訴える。

 CData API Serverは、OracleやSQL Server、MySQL、Postgre SQLなど、主要なDBに対応。CSVファイルやExcelファイル、NoSQL DBにも対応していて、現場のニーズに応じて柔軟なAPI連携を実現する。Excelファイルでデータを渡すという作業が、API連携にすることによって不要になるばかりか、リアルタイム性と正確性、安全性が増すことになる。

 CData API Serverには、「Personal」「Standard」「Professional」「Enterprise」という四つのバージョンが用意されている。Personalは無償だが、対応DBはOSS RDBMSのみで、オンプレミスでの提供となる。Standardは、年間20万円で、すべてのRDBMSに対応するが、オンプレミスでの提供となる。Professionalは、年間40万円で、NoSQLにも対応。Enterpriseは、年間80万円でCPU8コア以上の並列実行が可能となっている。いずれも低価格に設定されているため、多くのケースでゼロからAPIを開発するよりも費用対効果が高くなると考えられる。

 「これからはAPIの活用が必須となっていく。日本ではAPIに対応していないパッケージ製品が多くある。そういったところでも、活用していただきたい」(疋田代表)。CData API Serverは、同社のパートナー経由で販売していく。

 CData Softwareは、CData API Serverのような開発・運用環境のほかに、主要SaaSベンダーが公開しているAPIを活用するためのドライバも提供している。「SaaSベンダーのAPIを利用すれば、簡単にデータ連携ができるとイメージされがちだが、各社の仕様を理解するだけでも多くの労力がかかる。しかも、APIが突然変更されることもあり、維持するのも容易ではない」と疋田代表。CData Softwareが提供するドライバを使用すれば、APIの仕様変更などにあわせて更新するため、仕様変更でデータ連携が停止するといった問題は起こらない。

 ドライバは80以上あり、年間20のペースで増えているという。「サイボウズが提供するAPIに対応したドライバを提供するなど、米国本社は日本市場に注力していて、日本向けにも多くの開発リソースを割いている」。疋田代表は、今後もニーズに応じてリクエストをしていく考えだ。(畔上文昭)