セイコーエプソン(碓井稔社長)とエプソン販売(佐伯直幸社長)は9月22日、昇華転写プリンタの新製品として、「PrecisionCoreTFPプリントヘッド」を2基搭載したハイエンドモデル「SC-F9350」を9月28日に発売すると発表した。税別価格は260万円。同社では、新製品を含む昇華転写プリンタ3機種で、今後1年間に100台の販売を見込んでいる。

 新製品は、従来機の特徴を継承したうえで、独自の「Epson Precision Dot」と純正ソフトウェアRIP「Epson Edge Print」を合わせることで、基本性能と使い勝手をさらに向上した。Epson Precision Dotでは、インクジェットプリンタの写真画像技術で培ってきた「ハーフトーンモジュール」「LUT」「マイクロウィーブ」の3つの技術により、4色インクながら粒状感や横じま(バンディング)が少ない高画質プリントを実現。一方、Epson Edge Printでは、基本的な機能に加え、転写工程まで考慮した機能を組み込み、大量生産用途に最適化した。

 また、繊細なグラデーションを再現する「UltraChrome DSインク」、のぼり旗やユニフォームなどめりはりが求められる用途に適した「高濃度ブラック」、粒状感を抑えたクリアで美しいプリント品質を提供する「HQモード」を新製品にも採用している。

 PrecisionCoreTFPプリントヘッドを2基搭載し、高画質・高生産性を実現。大口径ローラーにより、ロールの巻き取りずれをプラス・マイナス2.5mm以内、紙送り精度は同0.15%以内に抑え、メディア搬送性を向上した。さらに、布ワイパーがノズル抜けの主な原因となる毛羽やホコリをヘッドとプリントヘッドガードの表面から除去。夜間の無人稼働・連続稼働を支援する。

 このほか、無償保証期間を従来の6か月間から1年間に延長。最長5年間の「稼働保証保守メニュー」を引き続き用意している。