「PCAクラウドフェス 2017」で事例紹介

 ピー・シー・エー(PCA、水谷学社長)は10月13日、展示やセミナーを通じて最新のクラウドソリューションを活用した業務改善のヒントを提示する自社イベント「PCAクラウドフェス 2017 in Tokyo」を東京都内で開いた。自社やサイボウズの経理部門が進める働き方改革の取り組みも紹介した。

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PCA管理本部財務部の舛川友美氏(右)と
サイボウズ事業支援本部財務経理部の鈴木恵里香氏

 2015年、16年の電子帳簿保存法改正により、要件を満たせばほぼすべての経費精算資料をスキャンデータで保存することが可能になったほか、スキャナ機器の要件も緩和され、スマートフォンで撮影した領収書の画像データなども認められるようになった。PCAはこれを踏まえ、経理部門主導で自社製品と既存の経費精算フローを最大限生かしたかたちで新しいワークフローを構築。PCA管理本部財務部の舛川友美氏は、「結果的に、申請承認の平均時間が96時間から8時間に大幅に短縮され、振り込み処理も10日早くなった。また、領収書の電子化により検索性が上がり、領収書の整理や確認作業の工数が減少し、監査時の対応時間減少も期待できる」と効果を説明した。なお、PCAのこの事例は、今年10月に、日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)のベストプラクティス賞を受賞している。

 一方、サイボウズ事業支援本部財務経理部の鈴木恵里香氏は、PCAクラウドとも連携するクラウド業務アプリ構築基盤「kintone」の社内活用事例を披露。監査法人や税理士法人、委託先企業などとの情報共有にkintoneを活用していることを説明したほか、サイボウズはリモートワークも推進しているが、「システムを導入したからできるわけではなく、設備や運用精度の整備、従業員側の業務習得などがあってはじめて可能になる」と指摘。働き方改革を実現するための多面的な議論と準備の必要性を強調した。(本多和幸)