IM-RPAでプロセス全体を管理

 働き方改革の一環で、人のルーチン業務などをRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に代行させる流れが加速している。RPAをテーマにしたセミナーやセッションが各地で開催されるなか、NTTデータ イントラマートは「Accel Conference 2nd」を都内で開催した。

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盛況により定員数を増やした「Accel Conference 2nd」の会場

 同社は昨年もITを活用した働き方改革をテーマにAI、RPAの活用ポイントを解説する「Accel Conference 2017」を東京、大阪、名古屋で開催。3会場とも盛況で、今回の日程追加となった。「Accel Conference 2nd」の当初の定員は300人だったが、予約が殺到したため定員数を増やし、予定の約1.5倍の参加者がつめかけた。

 セッションでは、RPAの導入事例、活用法、そして同社が提供するRPAソリューションを紹介した。RPA導入の第一歩として、個人のルーチン業務の一部をRPAに置き換え、自動化する流れがある。業務プロセス全体を見直し、変更する方法もあるが、プロセス全体の見直し、変更はコストや時間がかかり、そのためRPAの導入に踏み切れない企業もあるという。同社ではまずはRPAに置き換えられる部分だけ対応し、それ以外は従来通り人が行うことで業務プロセス全体を変更せずにRPAを導入できるとした。だがこの場合、自動化できるのはRPAの部分だけで、業務プロセス全体は自動化できない。そこで同社が提案するのがRPAと分断化されたビジネスオペレーションを一連のトータルな業務プロセスとして可視化、効率化するBPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)を組み合わせたソリューション「IM-RPA」だ。

 「作業レイヤはRPAが、業務プロセスの大きな流れはBPMが管理する。IM-RPAでこの二つを組み合わせることで、業務プロセス全体を無理に変更することなく、人とRPAをトータルで管理し、業務プロセス全体を自動化できる」という。

 例えば、RPAの実行結果をBPMに受け渡し、BPMが担当スタッフに承認を求めるアラートを出す。スタッフが承認したらBPMが次工程のRPAに受け渡す。こうすることで異なるRPAを導入していても、途中に人が介在していても、業務プロセス全体を自動化することができる。

 RPAがもつBAM(ビジネスアクティビティ・モニタリング)を活用することで業務の可視化ができ、業務プロセスをより効率化できる。また、人やRPAがどれだけパフォーマンスを発揮しているか一覧で表示できる「パフォーマンスダッシュボード」を現在作成しており、実装予定だという。

 同社は「2018年は間違いなく100を超えるロボットが企業に導入される。さらに、1社に一つではなく、複数のデジタルレイバーが導入され、いたるところで使われるようになるだろう。この時、複数のRPAと人をつなぐのがIM-RPAだ」と話す。このほか、顧客の導入状況や要望に合わせた導入支援サービスを用意している。(山下彰子)