センスウェイ(信藤薫代表取締役)は4月13日、LoRaWANのIoT通信サービス「SenseWay Mission Connect」の提供を開始した。全国レベルでサービスエリアを拡大していき、まずは国内で流通するIoTデバイスの接続シェア10%を目指す。

 SenseWay Mission Connectは、低消費電力で長距離通信ができるIoT向け無線通信技術LPWA(Low Power Wide Area)の代表的な規格であるLoRaWANによる通信ネットワーク。1度に242バイドの双方向通信や、数千デバイスの双方向通信が可能で、社会インフラ、設備、農業、物流、環境などの多様な場面での利用に対応する。ユーザーは、ウェブページで登録するだけで利用を開始できる。管理コンソール「SenseWay Mission Connect Management Console」も提供し、ユーザーは接続したIoTデバイスを簡単に集中管理することが可能だ。
 
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神保雄三
専務取締役

 LoRaWANゲートウェイの基地局は、サービス開始時点で、関東を中心とする30か所に設置した。今後は、三井不動産の協力のもと、同社グループが関係する全国の主要なビル・マンションなどに設置を進め、2018年8月には一都三県、19年3月までには日本の人口カバー率60%を目指す。サービス範囲外のユーザー向けには、LoRaWANのレンタルゲートウェイも提供する。神保雄三専務取締役は、「その後も随時エリアを徹底的に拡大して、LPWAでは一番のサービスエリアがある状態にしていきたい」と方針を示した。

 サービスの提供に合わせて、パートナー制度も始動した。デバイス、アプリケーション、クラウド、インテグレーションに加え、セールス、ビジネスクリエーションと、IoTビジネスに関わる企業を幅広く吸収するプログラムを用意。すでに三井不動産を含め約50社の企業が参画している。今後も広く募集していく方針だ。

 SenseWay Mission Connectは、「圧倒的な低価格」(神保専務取締役)を強みに提供していく。初期費用は不要で、1デバイスあたりの標準価格は月額30円から。大量のデバイスを接続させるユーザー向けには、ディスカウントも行い、最安では1デバイスあたり8円から提供する。レンタルゲートウェイの月額料金は、屋内用で3400円、屋外用で1万9800円となる。

 なお、センスウェイは、IoT向け通信サービス事業の展開を目的として17年3月に設立したITベンチャー。世界約500社の企業が参加するLoRa Allianceに所属しており、今回のサービス開始にあたっては、3月に電気通信事業者登録 関第102号を取得している。

 発表会で挨拶した信藤代表取締役は、「IoTのラストワンマイルを提供し、よりスマートな社会インフラを創り出していく」と述べ、同社の企業ミッションを改めて強調した。(真鍋武)