マクニカネットワークス(池田遵社長)は6月5日、Braveridge(ブレイブリッジ、吉田剛社長)に、仏Actility(アクティリティ)が提供するLoRaWANネットワークサーバーの実運用サービス向け環境を提供したと発表した。

 IoT無線の技術LoRaWANは、サブギガ(日本では920MHz)帯の免許不要な周波数帯を利用しているため、サービス提供者が任意の場所でいつでもインフラを構築できる新しい無線通信規格。すでに世界中で100以上の国と地域でサービスが提供されている。従来の無線技術と比較して省電力で広範囲をカバーするため、電源の確保が難しい場所や従来の無線では電波が届きにくい場所でも利用することができる。現在、日本国内ではLoRaWANを活用した実証実験が各地で活発に行われている。

 Braveridgeは、LoRaなどの無線通信技術を軸に豊富な製品企画開発力をもち、IoTデバイスの開発から量産までを、日本国内での生産にこだわる企業。今回、Actilityが提供するLoRaWANネットワークサーバーを商用サービスに用いることで、IoTデバイスからアプリケーションまでワンストップで提供することが可能となった。

 具体的には、LoRaWANネットワークサーバーを活用し、福岡県糸島市、福岡県産業・科学技術振興財団と連携して、糸島市をフィールドとしたLoRaWANネットワーク実証実験の環境整備を行い、市内産業のIoT活用や公共サービスの増進を図る取り組みを行っている。今春以降は、糸島市全域をカバーするLoRaWANネットワークのインフラを構築し、水位センサを用いた河川の水位監視や循環バスの位置情報の発信など、地域住民の安心・安全、利便性、生活品質の向上につながる公共サービスの実証実験を順次開始している。

 マクニカネットワークスでは、LoRa Allianceの創設メンバーで、キャリアグレードのLoRaWANネットワークサーバーを提供するIoTのパイオニア企業であるActilityの国内代理店として、今後もLoRaWANの普及に寄与するとともに、IoTの活用支援へ積極的に取り組んでいく方針。