インターコム(松原由高社長)は7月4日、EDI通信ソフトウェアの最新版「Biware 全銀TCPクライアント Ver.3.7」を7月10日に発売すると発表した。税別価格は7万8000円、TA付きパックが18万9500円。

 Biware 全銀TCPクライアント Ver.3.7は、全国銀行協会(全銀協)が制定した通信手順「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」に準拠する「インターネットに対応した全銀TCP/IP手順」と、同じく従来型の「全銀TCP/IP手順」に対応するソフトウェア。従来の電話回線(アナログ/ISDN)を利用した全銀TCP/IP手順の利用ユーザーが、順次インターネット対応手順へ移行するにあたり、両手順を併用して使用することができる。

 また、SSL/TLS技術を活用した通信の暗号化機能を実装することで、安全な通信環境を実現。SSL/TLSのバージョン指定(TLS1.2、TLS1.1、TLS1.0)や電子証明書を利用したクライアント認証の有無など柔軟な設定が可能となっている。なお通信の暗号化機能については、JISA-EDIタスクフォースが作成した「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)-利用ガイドラインSSL/TLS方式編」に基づき開発を行った。

 さらに、通信ミドルウェアとして、独自の業務システム/アプリケーションから同製品の通信機能を呼び出して利用できる。システム連携手段としては、各種開発言語からAPIを呼び出して、同製品を基にした独自開発の業務アプリケーションが作成できる「API連携」、コマンドを記述したバッチファイルを作成し、これを呼び出すことで比較的簡単に業務システムと連動させることができる「コマンド連携」の2種類を用意している。

 従来の全銀TCP/IP手順とインターネットに対応した全銀TCP/IP手順の両通信機能を対象に、1ソフトウェアで最大4回線まで同時に通信(送受信)を行うことが可能。また、あらかじめ通信の実行スケジュールや通信前後の各種処理(一連の処理内容を記述したバッチファイルの実行など)を登録しておくことで、EDIの運用を自動化することができる。

 インターネットに対応した全銀TCP/IP手順を搭載した「Biwareシリーズ」は、今回のリリースが第一弾となる。同社では今後、クライアント手順/サーバー手順の両通信手順を実装したシリーズ最上位商品の「Biware EDI Station 2」についても、同手順の対応を図っていく予定。