セールスフォース・ドットコム(小出伸一会長兼社長)は、Salesforce製品に組み込んで提供しているAI機能「Einstein」を強化した。6月20日、営業支援の「Sales Cloud」で新たに売上予測機能の提供を開始した。

「Sales Cloud」に売上予測機能


米セールスフォース・ドットコム
アダム・ブリッツァー
エグゼクティブ・
バイスプレジデント
兼ジェネラル
マネージャー
Sales Cloud 担当
 2016年9月の発表以来、Sales CloudのEinsteinでは、主に「リードスコアリング」「商談スコアリング」の機能を提供してきた。リードスコアリングでは、展示会で収集した名刺やウェブからの問い合わせなど、営業活動で得た見込み顧客の情報から、会社名、部署名、役職などのデータを分析して商談に結び付きやすいリードを数値化する。商談スコアリングでは、過去の商談データを分析し、成約しやすい商談を数値化することが可能。例えば、米国のU.S. BANKでは、リードスコアリング機能を活用し、営業担当者が数値の高いリードに対して積極的に提案した結果、商談化の割合を従前の2.35倍に高めることに成功している。

 新たな売上予測の機能は、Sales Cloud内に格納した商談や営業チームなどの各情報を機械学習で取り込み、進捗などの時系列データを加味して予測を行う。過去にクローズした案件の特性も予測に反映する。売上予測は内訳やその要因も参照することが可能だ。米セールスフォース・ドットコムのアダム・ブリッツァー・エグゼクティブ・バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーSales Cloud 担当は、「提供開始の1年前から社内で利用しており、これによってビジネスのやり方も大きく変えることができた。精度は非常は高い」と強調した。(真鍋 武)