日本ストラタステクノロジーは、エッジコンピューティングに最適化したエッジサーバーの新製品「Stratus ztC Edge 100i」を発売した。無停止サーバーで培った堅牢性、可用性を生かし、IoTの増加によって拡大するエッジサーバー市場でリーダー的ポジションを目指す。

米ストラタステクノロジー
デイビッド・C・ロレーロ
社長兼CEO
 エッジサーバー市場について、米ストラタステクノロジーのデイビッド・C・ロレーロ・社長兼CEOは「これからIoTにはエッジサーバーが欠かせない時代になる」と話した。これまで、IoTが生成したデータの送り先はクラウドになると予想されていた。しかし、当初の予想以上にIoTデバイス、そしてIoTデバイスが生成するデータ量が今後増大することが分かり、IoTデバイス、センサーのそばにエッジサーバーを置き、そこで分析し、その結果をクラウドに送るエッジコンピューティングが主流になるとみられている。さらに調査会社の米IDCは、IoTデバイスが生成したデータの4割をクラウドではなくエッジサーバーに送信すると予想していたが、ロレーロ社長は「最近になって米IDCは、その割合を4割から7割に引き上げた」と話し、ますますエッジサーバーの重要度が高まることを示唆した。

 IoTに最適なエッジサーバーの要件として、ロレーロ社長は「遠隔地で使われることが多いので、シンプルな運用管理、セキュリティー機能、堅牢性と可用性」の三つを挙げた。このうち、最も同社の強みを発揮できるのが、無停止サーバーで培った堅牢性と可用性だ。

 ztC Edge 100iは2ノード構成で、それぞれプライマリーとセカンダリーの役割を担う。2台のノードは常に自動複製を行い、またお互いを監視し合う。どちらかのノードに障害など予兆を検知した場合は、正常に稼働しているほうをプライマリーとして自動的に切り替え、同時に管理者にアラートを出す。プライマリーが止まったとしてもセカンダリーがプライマリーの役割を引き継ぎ動き続けるので、システムを止めることがない。故障したノードはきょう体ごと交換し、電源を入れると新たなノードに自動同期を行う。ノードの交換は、接線し電源を入れるだけで済むので、IT管理者のいない遠隔地でも簡単に行えるのが特徴だ。

 今後は、自動的にパッチをダウンロードするなどの自己修復機能を搭載する予定だ。ローレロ社長は「ztCはゼロ・タッチ・コンピューティングの略。ztC Edgeが今後のエッジサーバー市場のスタンダードになると確信を持っている」と強調した。(山下彰子)