アイティフォー(東川清社長)は10月23日、JR東日本グループで老舗高級スーパーマーケットを運営する紀ノ國屋(堤口貴子社長)から、小売業向け基幹システム「RITS自社クレジットシステム」を受注し、10月16日に紀ノ国屋インターナショナル(青山店)をはじめとした路面店5店舗で本格稼働したと発表した。

 紀ノ國屋は、日本で初めて「セルフサービス方式」を導入した老舗高級スーパーマーケットで、東京都内を中心に5つの路面店舗「KINOKUNIYA」を展開するほか、近年では駅の改札内外にも店舗を拡大している。クレジットやポイント機能に対応した自社のメンバーズカード「紀ノ国屋カード」を運用しており、現金払いとクレジット払いの両方の顧客に対してポイントを付与しているこれにより、全てのカード会員の情報を一括管理することが可能になり、その情報を販促活動に活用していた。

 同社では従来、紀ノ国屋カードを管理するための他社製システムを導入していたが、1年後に迫るシステム提供の終了を受け短納期による新システムへの移行が必至だった。そこで、アイティフォーの自社クレジットシステムの導入実績とノウハウを評価し、RITS自社クレジットシステムの採用を決定した。

 RITS自社クレジットシステムは、小売業向け基幹システム「RITS」のモジュールである顧客管理システムと自社クレジットシステムを活用したパッケージシステム。顧客管理システムでは、顧客の属性やポイント管理、購入履歴などを管理し、自社クレジットシステム機能では、与信審査から回収に至るまでのクレジット業務に対応している。紀ノ國屋では、同システムと既存のPOSシステムを接続しデータ連携させることで、販促活動につなげることが可能となった。

 今回は、受注してから本格稼働まで約9カ月という短期間にRITS自社クレジットシステムへの移行を実現したことで、メンバーズカードの一時中止や変更といった会員への影響を回避することができた。紀ノ國屋では、今後もKINOKUNIYAブランドを顧客に提供しながら、さらなる顧客サービス向上を図っていく考え。