アイティフォー(東川清社長)は10月17日、店舗向けソリューション「Arrowシリーズ」の新製品として、顧客が店舗に来店したことを即座に検知し担当営業や店員に情報を共有するサービス「Arrow Concierge」の販売を10月に開始したと発表した。

 Arrow Conciergeは、顧客が来店したことをリアルタイムで検知し、来店情報を共有することを可能にする店舗向けのクラウドサービス。例えば、出入り口など店舗内の顧客が必ず通ると想定される場所にWi-Fiアクセスポイントを設置。事前に顧客のスマートフォンで氏名やメールアドレスなどの情報を登録してもらうことで、2回目以降の来店時には、設置された場所を通過するたびにWi-Fiアクセスポイントが顧客の来店を検出し、担当営業や店員に顧客の来店情報をメールなどで通知する。

 同サービスの活用方法はさまざまだが、主に2つのパターンを想定している。1つは、優良顧客の囲い込みソリューション。VIPやそれに値する優良顧客、しばらく来店していない優良な休眠顧客の来店をリアルタイムで検知し、来店情報を入手した担当営業が即座にその顧客を接客することを実現する。さらに、Arrow Conciergeと店舗側の顧客管理システムと連携することで、担当営業は来店情報だけでなくその顧客の購入履歴をその場で確認することが可能になり、より質の高いタイムリーな接客が可能となる。これによって、顧客サービスの向上と売上増を図ることができる。

 2つめは、顧客行動分析ツールとしての活用で、登録した顧客がどのくらいの頻度で来店しているか、来店後どのような動線で行動しているかなどを行動分析することで、販売戦略に活用することができる。

 価格は、初期費用が15万円から、月額ライセンス費用が4万5000円から。ハードウェア費用は別途必要。同社では、金融機関や百貨店、家電量販店、ホームセンターなど幅広い顧客を対象に、今後1年間で10システムの販売を目指す。
 
Arrow Conciergeの概要図