米IBMは、一部のソフトウェア製品をインドのITサービス大手HCLテクノロジーズに売却すると発表した。売却価格は18億ドル。規制当局の審査を経て、2019年の半ばに完了する見込み。

 売却の対象となるのは「Notes/Domino」「Appscan」「BigFix」「Unica」「Commerce」「Portal」「Connections」。中でもNotes/Dominoはグループウェアの元祖といえるソフトウェアで、クライアント/サーバーシステムが全盛の1990年代に世界中でヒットした。米IBMは1995年に開発元のロータス・デベロップメントを買収、後に統合している。

 今回のソフトウェア製品売却に関して、米IBMのジョン・ケリー・コグニティブ・ソリューションおよびリサーチ担当バイスプレジデントは、IBMがクラウドや業種別ソリューションなどに優先的に投資している中で、「スタンドアロンの製品として提供されるようになっている、これらの一部のコラボレーション、マーケティングおよびコマース関連のソフトウェア資産を売却するときと考えている」とコメントし、これらの製品がHCLテクノロジーズにとって「戦略的に適合」するとしている。(前田幸慧)