ネットジャパン(蒋冠成社長)はバックアップ/ディザスタリカバリーソリューション「ActiveImage Protector」の仮想環境向けの機能を強化し、「ActiveImage Protector 2018 Update Virtual Edition」として5月23日に発売した。

 ActiveImage Protectorは、Windowsサーバー向けの物理/仮想化環境両方で使えるイメージングバックアップツール。今回、バックアップ対象の仮想マシンにエージェントをインストールすることなくバックアップできる「HyperAgent」機能を追加した。これにより仮想環境ホストへの負荷を大幅に軽減し、構築にかかる時間も短縮できる。なお、従来のエージェントをインストールして仮想マシンのバックアップを行うエージェントベース・バックアップも引き続き使用できる。

 また、ActiveImage ProtectorでバックアップしたイメージファイルのマウントがiSCSI経由でできるようになった。即時ブートやファイル復元をより安定して行うことができ、ネットワーク経由でマウントしたイメージを参照できる。バックアップが終わると自動的に保存先を遮断する機能を追加し、ランサムウェアなどのウイルス攻撃があった場合でも保存先を安全に隔離する同社のImageIsolate技術で、サイバー攻撃からサーバーを防御する。
 
佐藤尚吾
執行役員

 佐藤尚吾・執行役員・営業本部本部長は「来期はサーバーの入れ替えが増えるので、アプライアンスサーバーなどを今秋までに用意したい」と意気込みを語った。さらに、今後の方針としてはAIを活用した取り組みを検討していく意向。「自動でバックアップが取れるようになれば、ユーザーにとってメリットが大きい」(佐藤執行役員)と話し、ランサムウェアを検知すると自動でバックアップデータを退避させるソリューションの開発も進めているとした。「データを退避させるトリガーの実行判断にAIを活用する。課題はバックアップデータを逃がす先であるクラウドとの連携」と話す。また、ネットワークの回線速度も重要になり、「5Gのリリースに期待したい」としている。

 販売に際しては、新規顧客への提案に注力していく。そこで期待が寄せられているのがキッティングツール「ActiveImage Deploy USB」だ。Windows 7延長サポートの終了が間近に迫り、Windows 10搭載PCへの入れ替えが増えている。ActiveImage Deploy USBは、デプロイメント専用のローカルネットワークやサーバーを立てる必要がなく、デプロイ用USBメモリだけでクローニングができる。手軽さが好評で、ActiveImage Deploy USBの案件数、そして新規顧客数が増加。このActiveImage Deploy USBで新規顧客に対してアプローチをしていくという。(山下彰子)