クラウドプロバイダーのTencent Cloudは7月26日、東京でGame Industry Seminarを開催し、日本市場への正式参入を発表した。日本企業にワンストップのクラウドサービスを提供する。収益拡大を目指すTencent Cloudにとっては、日本市場は成長を支える重要な柱となる。

都内で開催した「Game Industry Seminar」の様子

 Tencent Cloudは、ネットワークの高速化、ゲーム内マルチメディア、セキュリティサポートなどの製品を提供している。Tencent CloudのGlobal Application Acceleration Platform(GAAP)を使用することで、ユーザーは近くのクラウドサーバーに接続し、高速の内部チャネルを介してゲームメーカーのサーバーにアクセスできる。これによりユーザーのアクセス遅延問題を解決した。
 Tencent Cloudのジャック・ダー副社長は「グローバル展開はTencent Cloudの重要な戦略だ」と述べ、今年の海外事業で4~5倍の収益拡大を目指している。またダー副社長は「日本は確立された市場であり、ゲーム業界は世界をリードしている」と指摘。一方、世界最大のゲーム会社であるテンセントは、過去何年にもわたる豊富な技術、運用の経験を蓄積し、それらはTencent Cloudを通じて提供されてきた。同社は日本の顧客に対しても同様にサービスを提供していく。

 Tencent Cloud Northeast Asiaのジャオ・ジエンナン・ゼネラルマネジャーは「日本市場に非常に期待している。Tencent Cloudは、優れたソリューション、さまざまな製品、機能を日本に提供してきた。お客様と一緒によい結果を達成することを楽しみにしている」とコメントした。また、日本がAIなど多くの分野で主導的な国だと言及し「Tencent Cloudはその経験から学び、日本企業と提携することでユーザーにより良いサービスを提供したい」と語った。

 今後はPitayaやE-businessなどの多くの日本企業と提携する予定。将来的には、日本でビデオ、eコマース、モバイルトラベルに関するより優れたソリューションを販売する計画だ。