日本列島は高気圧に覆われ、猛暑日が続き、熱中症によって体調を崩す人が増えている。千葉県柏市では、IoTセンサーを街中に設置し、気温・湿度などを観測。これらのデータを使って熱中症対策サービスや見守りなどの住民サービスを創出するプロジェクトに取り組んでいる。


 このプロジェクトのメンバーは、三井不動産、三井共同建設コンサルタント、センスウェイ、柏の葉アーバンデザインセンター、そして地域でIoT普及・活用を目指す柏の葉IoTビジネス共創ラボの5社・団体だ。

 同プロジェクトは、柏の葉エリアの約4平方キロメートルの範囲で気温、湿度を観測するため、PWA(低消費電力・長距離通信)のLoRaWAN規格に対応したIoTセンサーを設置。8月7日までに28カ所に設置する。IoTセンサーで集計したデータを蓄積、分析することで熱中症対策や住民の見守りなどのサービスを創出していく。

 熱中症対策の具体例としては、温度や湿度が高いエリアに街の緑化箇所の増設や噴水・水景施設の活用など、効率的なヒートアイランド対策を街づくりの観点から検討していく。また、各拠点の温度・湿度データは、子供の屋外活動や登下校時に、水分補給のアナウンスなど、リアルタイムの通知を行うなどのデータ活用方法も検討していく。
 

 プロジェクトメンバーであるセンスウェイがIoTの通信環境を配備し、三井共同建設コンサルタントがIoTセンサーの設置、データの計測、分析を行う。IoTセンサーの設置場所の提供には、三井不動産のほか、柏市の協力も得ており、学校や病院などにも設置する。