日本HP(岡隆史社長)は4月30日、在宅勤務など社外で働く機会が急増し、エンドポイントでのセキュリティ対策の重要性が増すなか、包括的なデバイスの保護を提供する先進的なセキュリティソリューションを発表した。

「HP Proactive Security」の使用イメージ

 サイバー攻撃が巧妙になり、その脅威が増大していることを受け、攻撃からの保護、検出、復旧を行うセキュリティソリューションが求められている。そこで今回、日本HPでは、クラウド、AI、ハードウェア強制型セキュリティ技術を独自に組み合わせ、SMBから大企業までそれぞれのニーズに対応したソリューションを提供する。

 大企業向けのクラス最高のセキュリティソリューションとして「HP Sure Click Enterprise」を5月下旬から提供する。HP Sure Click Enterpriseは、SoC運用組織をもつ団体、企業向けの世界で最も安全なアプリケーションの隔離と封じ込めのエンドポイント保護ソリューション。高度な攻撃からも企業のエンドポイントを保護し、リアルタイムの詳細な脅威インテリジェンスをセキュリティ部門に提供する。このソリューションによって、タスクレベルの隔離と使い捨ての仮想マシンによるランタイム保護が可能となり、侵害、永続化、横展開、データ盗難を防いでネットワーク内外のすべてのユーザーを保護する。Windows 10を搭載したあらゆるデバイスをサポート。管理の複雑さを低減しつつ、増加する標的を定めた破壊的な攻撃へのサイバー対策を包括的に強化する。

 また、4月16日からマネージド型セキュリティサービス「HP Proactive Security」の提供を開始した。HP Proactive Securityは、世界で最も先進的なエンドポイントセキュリティサービスで、保護優先のアプローチを取ることで、SoCをもたない企業がIT部門の負荷を増加したり、ユーザーに行動の変更を依頼することなくサイバー攻撃を防御できるようにする。このサービスでは、HPのサイバーセキュリティエキスパートがモニタリングと管理を行う。企業のデータとデバイスは複数のプロアクティブな保護のレイヤーで守られ、高度なディープラーニングと隔離技術を適用することでエンドポイントの保護とリスク低減を実現する。HP Proactive Securityの税別価格は、1デバイスあたり年額8000円。

 ハードウェアレベルのPCセキュリティソリューションを拡張し、日本HPのPCセキュリティをさらに強化する「HP Pro Security Edition」も提供する。これは、Windows 10搭載PCの世界で最も先進的なアプリケーションの隔離とディープラーニングによるエンドポイント保護ソリューション。ディープラーニングAIベースの保護ソリューションである「HP Sure Sense Pro」と、ブラウザー、ファイル、アプリケーション向けに隔離保護を提供する「HP Sure Click Pro」が含まれている。

 常にネットにつながり、ソフトウェアの更新を行うディープラーニングクラウドを生かして、脅威を隔離してアプリケーションのヘルスモニタリングを行う。これにより、多種多様なマルウェアを通じて実行され、さまざまな感染ベクターからの複数の脅威に対するクローズドループの保護を提供する。既知と未知のあらゆるサイバー攻撃に対応し、従来型のアンチウイルスソリューションでは捕捉できなかった脅威に対処する。

 HP Pro Security Editionは、今年夏以降に販売するHP EliteとProシリーズの一部製品に搭載される予定。

 なお、在宅勤務などの働き方をより安全な環境で行えるよう、セキュリティツール「HP Sure Click Pro」を9月30日まで無償で提供する。HP Sure Click Proは、ユーザーがHP Sure Clilck Secure Browserを使用してウェブサイトを閲覧したり、電子メールや添付ファイル(Word、Excel)を実行する際に、セキュリティの脅威から保護する。また、WordとExcelの編集を隔離されたコンテナ内で実行する際にも保護することが可能。同ツールは、Windows 10を搭載するすべてのHPとHP以外のPCで使用できる。