独SUSEは6月9日、20年度第2四半期の決算とその業績ハイライトを発表した。

 第2四半期の年間契約受注額は前年比30%増となった。とくに、日本を含むアジア太平洋地域では、四半期全体で新型コロナウイルスの影響を受けたが、受注額は前年比29%増と大幅に成長している。

 そのほかのハイライトとして、第2四半期は、100万ドルを超える大型案件が63%増、更新ビジネスが31%増、クラウドビジネスが70%増となった。クラウドサービスプロバイダーネットワークを引き続き拡大しており、Britehouse、Exoscale、Magic Cloud、Nordicmind、Pedabなどのパートナーとの関係拡充を推進している。

 とくに注目される新しい成約案件としては、米国のArmy and Air Force Exchange Service(陸空軍生活品販売業務)や自動車業界向け組み込みソフトウェアのElektrobitが挙げられる。

 こうした状況下で、SUSEは引き続き有意義な形で顧客と従業員を支援していく方針。顧客に対しては、医療機器メーカーへのテクノロジーの無償供与を第2四半期からスタートした。また、企業のデジタル変革を速やかに進めるためのスペシャルプログラムを提供するとともに、顧客のITスタッフを対象とした無料のオンライントレーニングも実施している。このオファーは顧客から好評を得ており、開始以降数千人がSUSEトレーニングを利用している。SUSEの従業員は、従来から世界中に分散しており、業務を中断させることなく「在宅勤務」に移行している。

 さらにSUSEでは、新型コロナウイルスに対抗する医療機器の製造に携わる企業を対象とした、OSとコンテナ管理テクノロジーの無償供与を拡大しており、Microsoft Azureで稼働するSUSE Linux Enterprise High Performance Computingへの無料アクセスを提供している。